帯状疱疹・水疱瘡

「乳児湿疹」「肌トラブル」(2)のページでもご紹介した水疱瘡(水ぼうそう)ですが、同じウィルスを原因とする帯状疱疹という病気があります。
水疱瘡は大人がかかると重症化する恐れがあると言われておりますが、水疱瘡と同様に帯状疱疹も他の病気を併発する可能性のある厄介な病気です。

帯状疱疹と水疱瘡の違い

帯状疱疹と水疱瘡は同じウィルス(水疱・帯状疱疹ウィルス)を原因として発症しますが、発症者には両疾患で関係があります。

発症者の違い

子供に多いイメージの水疱瘡ですが、子供のときに水疱瘡にかかったことがない場合、大人でも水疱瘡にかかります。

一度水疱瘡にかかった人が歳をとることで帯状疱疹に成り得ます。逆に言うと、水疱瘡にかかったことが無い人は、帯状疱疹には成り得ないということです。

水疱瘡にかかっている人に、一度水疱瘡にかかったことがある人が接触することで、帯状疱疹になるということはありません。

帯状疱疹に掛かっている人に、水疱瘡にかかったことが無い人が接触すると水疱瘡になることがあります。それは、同じウィルスが原因とされているからです。

水疱瘡の強い感染力

飛沫が空気中に漂い、それが体内に侵入する飛沫感染・空気感染、また水ぶくれなどの体液による接触感染でも水疱瘡は感染してしまいます。

学校や病院などで同じ部屋にいるだけでも感染してしまうことがあるので、水疱瘡にかかったことがない大人が病院などで感染するということもあります。

帯状疱疹と水疱瘡の治療

 

水疱瘡の症状

赤ちゃんの症状と同様に大人でも、全身に水ぶくれの発疹がでます。また40度を超える熱が出る場合も有り、子供よりも症状が長く続くことがあります。

大人で症状が出た場合は、肺炎などを併発する恐れがありますので、症状が進んでいる場合は入院が必要となることもあります。

帯状疱疹の発症要因

一度水疱瘡にかかったことが発症する可能性のある帯状疱疹ですが、水疱瘡にかかった際のウィルスが体内の神経節に留まっており、ストレスなどにより、体力、免疫力が低下した際に発症します。

帯状疱疹の症状

神経節に潜むウィルスが原因なので、体の神経の通っている部分に症状がでる特徴があります。

主に、わき腹から背中にかけて症状が出ることが多く、左右どちらかに症状が出始めます。

初期症状では湿疹や水ぶくれなどは見られず、ピリピリとした痛みから症状があり、その後湿疹や水ぶくれなどの症状が現れ、帯状に症状が広がります。

症状が現れている部分は、痒みと痛みを伴い、1ヶ月近く症状が出続ける場合もあります。

また、水ぶくれや湿疹などの症状が治まっても、痛みだけは長期間続く場合があり帯状疱疹後神経痛といわれます。

帯状疱疹が顔に出たら要注意

顔にも発症する可能性のある帯状疱疹ですが、顔面神経痛や失明などの危険がありますので、顔や耳の近くの首などにも水ぶくれや湿疹が出た場合には、再度病院にて診察を受けるようにしましょう。

帯状疱疹と水疱瘡の予防接種(ワクチン接種)

大人では特に重症化しやすい病気ですが、ワクチンを接種することで、発症、または重症化を防ぐことができます。

保険適用外

ワクチン接種は任意であり、保険が適用されませんので全額自己負担となります。

子供の水疱瘡予防

子供の場合は重症化する可能性は低いといえますが、水ぶくれの痕が残ることもあり、ワクチン接種で発疹の数を圧倒的に抑えることができます。

大人の水疱瘡予防

大人の場合には、水疱瘡、帯状疱疹共に重症化する可能性がありますので、特に子供の頃に水疱瘡にかかってない人は、発症することで仕事を1、2週間休まなければいけなくなるので、予防接種をお勧めします。

帯状疱疹の予防

一度水疱瘡になったことがある人でも、免疫力が低下することで帯状疱疹が発症する可能性は高くなります。

高齢者に発症数が多く、重症化する恐れがありますので、病院にてウィルスに対する抗体の有無を検査してもらい、必要に応じて予防接種を行う事を検討してみてはいかがでしょうか。