湿疹を伴う疾患

アトピー性皮膚炎

近年有症者数が増加傾向にあるアトピー性皮膚炎湿疹、炎症、痒みなどを伴う病気であり、重度化すると日常生活を送ることができなくなる場合まで有ります。湿疹などの症状はステロイドで一時的には改善しますが、根本的な治療方法は体質を改善するしかありません。 症状やアトピーの根本的な治療を目指しましょう。

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)

脂漏性皮膚炎・脂漏性湿疹は誰しもが発症する可能性のある病気です。湿疹と共にフケのように肌が剥がれ落ちる症状が特徴ですが、マラセチア真菌が原因である可能性が高いことから、効果的な治療法も確認されております。重度化すると脱毛などの危険性も含んでいますので、早期発見、早期治療を心がけましょう。

皮脂欠乏性皮膚炎(皮脂欠乏症湿疹)

老人性皮脂欠乏症、冬期湿疹とも呼ばれる皮脂欠乏症皮膚炎・皮脂欠乏症湿疹は、脂漏性皮膚炎とは逆に皮脂量が低下することで発症すると言われております。高齢者や冬期間に症状が発生する確率が高いのは、その原因によるからです。
症状を見極めることで早めに対処することができます。

異汗性湿疹

「手に汗を握る」という言葉がありますが、大量に汗をかくことで発症するのが異汗性湿疹です。特に手のひらや足の裏に症状が現れることが多く、根本的な治療が困難な病気でしたが、効果的な治療法も確認されております。手や足にかく汗と、体の他の部分にかく汗との違いなど共に原因や症状を再確認しましょう。

接触性皮膚炎

アクセサリーをつけることで、肌が赤くなったり、痒くなったりする人はいませんか?金属アレルギーと言われ、アレルギー体質の人に多い症状と思われがちですが、漆などによりかぶれる症状のように、誰しもが湿疹などの症状が出る可能性のある接触性皮膚炎という病気があります。その原因となり得るものは、生活の中に多数存在しております。

貨幣状湿疹

湿疹などの症状がコイン状(丸や楕円)に出た場合は貨幣状湿疹の可能性があります。アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎など他の病気から併発する可能性もある貨幣状湿疹ですが、乾燥肌の人が発症する可能性が高い病気です。細菌に感染することで発症する事も懸念されていますが、原因を知り適切な治療をすることで、症状の長期化を防ぎましょう。

うっ血性皮膚炎

足首にできやすいうっ血性皮膚炎は、重度化すると日常生活に支障をきたします。原因として下肢静脈瘤から併発する可能性もありますが、症状は段階的に進んでいきますので、初期症状を見極めて早めに診療を受け、重度化を防ぎましょう。
他の湿疹のように独自の判断でステロイドを使用すると逆に治療に時間がかかってしまう可能性もあります。

日光湿疹(日光皮膚炎)

日焼けすると肌が赤くなる人は多いと思いますが、湿疹・炎症などの症状が出た場合は日光皮膚炎の可能性が高いといえます。
紫外線が症状の出る引き金となりますが、薬などを使用している場合には注意が必要です。
気を付けることで予防しやすい日光皮膚炎ですが、通常の日焼けとは違う症状などを知っておきましょう。

紅皮症

紅皮症とは他の湿疹を伴う疾患を長期間患うことで、湿疹・炎症により全身が赤くなってしまう状態をいいます。全身に強い痒みが出るので治療には入院が余儀なくされる場合が多く、原因とされる疾患にそった治療が必要とされます。また、湿疹を伴う病気以外でも紅皮症が発症する可能性もあります。

痒疹(皮膚そう痒症)

症状が繰り返し発症してしまい、ボツボツとした湿疹と共に、強い痒みを伴う病気に痒疹・皮膚そう痒症があります。その原因は虫刺されや、アレルギーが懸念される食材など多岐にわたります。思春期の女性に出やすい症状や、妊娠時に発症することもあり、適切な治療を受けなければ長期化する可能性があります。

その他の疾患

湿疹や皮膚炎を伴う疾患は、その症状や原因より多数あります。湿疹や炎症を治めるのに効果的なステロイドにより、症状が広がる疾患などもあり、似たような症状でも治療方法がまったく違う場合もあります。他の疾患から、また他の疾患へ移行しやすい疾患もありますので、個別ページと共に色々な疾患を確認しましょう。

状況別よくあるトラブル

「乳児湿疹」「肌トラブル」(1)

生まれたばかりの赤ちゃんは肌が弱いことから、大人に比べ湿疹や皮膚炎などをよく発症します。
赤ちゃん特有のオムツかぶれや、それに良く似たカンジダ性皮膚炎などは比較的完治しやすい症状ですが、乳児脂漏性湿疹やアトピー性皮膚炎などは長期に渡って症状が出続けることもあります。

「乳児湿疹」「肌トラブル」(2)

赤ちゃんが発症する可能性のある湿疹をともなう疾患は多数あります。似たような症状のため思い込みで合わない薬などを使ってしまったり、様子見で重度化してしまう可能性もあります。赤ちゃんの一般的な発熱疾患である突発性発疹や、水疱瘡など症状が軽く済むと思われがちな病気などをご紹介します。

「主婦湿疹(手湿疹)」

ハンドクリームのCMなどで主婦や魚屋さんが題材とされていることが多いと思います。水を使う機会の多い人にみられる疾患に主婦湿疹というのがあります。炊事などで毎日水を使うことが多い主婦に多くみられる主婦湿疹ですが、乾燥型、湿潤型と症状によりタイプが違います。タイプ別に治療法などもご紹介します。

「妊娠性痒疹」「妊娠性疱疹」

妊娠中は風邪薬を飲むのも躊躇してしまうぐらいに病気には気を使いますよね。しかし妊娠中に限って発症する疾患として、妊娠性痒疹と妊娠性疱疹があります。発症原因がいまだ特定されていないという病気であり、妊娠する度に症状を繰り返すという特徴まで有ります。早期治療のためにも初期症状を見逃さないようにしましょう。

「老人性皮脂欠乏性湿疹」

高齢者が発症する老人性皮脂欠乏症湿疹は他のページでご紹介した皮脂欠乏性湿疹と同様の症状ですが、高齢者が発症すると重度化する可能性が高くなります。
重度化を防ぐためには症状の初期段階での治療が必要になりますので、老人性皮脂欠乏症湿疹の初期症状である老人性乾皮症についてご紹介します。

皮膚科学コラム

原因とメカニズム

湿疹や皮膚炎が発症するのは原因が有るためです。また発症した原因が取り除かれない限り完治は難しく、症状が悪化してしまう可能性もあります。原因別に色々な疾患を確認してみましょう。また全ての疾患において症状が悪化する原因となる「掻く」という行為に関して、症状が悪化する仕組みをご紹介いたします。

薬とスキンケア

湿疹や皮膚炎を伴う疾患の治療には、ステロイド外用薬が主に使用されます。副作用が心配されますが、適切な使用方法を守ることで、症状の改善を図ることができます。またステロイド以外でも保湿剤などでスキンケアを行うことで症状の改善、予防を行うこともできます。大切なのは正しい知識を身につける事なのです。

「あせも」は湿疹なの?

湿疹と似たような症状にあせも(汗疹)があります。特に赤ちゃんや子供に発症することが多く、汗を書きやすい夏が特に発症する人が多くなります。もちろん大人でも発症することはあり、冬場でも部屋の中で厚着させることで赤ちゃんにあせもが出きてしまうことがあります。

湿疹と蕁麻疹について

多くの人が発症する可能性のあるのが蕁麻疹です。湿疹とは違い、比較的短時間で症状が治まるという特徴があります。子供がかかるイメージがありますが、大人でも蕁麻疹が出る人は多く"食べれない"という人は蕁麻疹が出るからかもしれません。蕁麻疹の原因や症状などを紹介。

帯状疱疹と水疱瘡について

帯状疱疹と水疱瘡は同じウィルスにより発症する病気です。子供の頃の水疱瘡は重症化する確率は低いのですが、大人になってから水疱瘡を発症すると、症状が重症化する可能性が高く、入院せざるを得ない場合もあります。
帯状疱疹と水疱瘡の関係や、症状などの違いと共に、予防する方法をご紹介します。

アレルギー反応の仕組み

湿疹や皮膚炎を伴う病気は比較的に長期化、繰り返しやすい傾向があります。それは原因の一つがアレルギーであるからとされております。アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などがアレルギー性の疾患であると考えられてます。
なぜアレルギーがおき、湿疹や炎症などが起きるのか確認しましょう。

皮膚の発疹分類リスト表

湿疹・皮膚炎とは紅斑、丘疹、水疱などの色々な症状が合わさった状態です。
湿疹を伴う疾患は多数ありますが、紅斑のみ、丘疹のみが発症する疾患などもあります。また、皮膚に湿疹以外の症状が現れる疾患も多数あります。多数の疾患を症状などにより分類した表で確認してみましょう。